世界は株取引でできている

株式の魅力と魔力をとことん綴るブログです。

分配なくして成長なしはやっぱりおかしいと思う

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やあ、久しぶり。

株次郎だよ。

いやあ、衆議院が解散してからというもの日経平均株価ちょっとひどいんじゃない!

毎日泣いてるよ。

読者のみんなはどうだい?

衆議院選挙の期間は、12日間。

10月19日から10月30日までが選挙期間中で、10月31日の日曜日が運命の投票日だ。

長いね。

日経平均株価

日経平均株価【998407.O】:チャート - Yahoo!ファイナンス

普通国政選挙というとバラマキ公約合戦となるから、それに期待して株価は騰がるもんなんだけど・・・

なにこれ!

株価暴落

10月21日(木)なんか、午後から600円以上の下落だよ。

俺の心細い含み益が今日も羽が生えて消えていった。

どうすりゃいいんだよ・・・。

しかしなんだね。

俺は主義主張のない無色透明派だが、どこの党も公約が非現実的すぎる。

分配あって成長なし!

フレーズは確かに格好いい。

でもね、つい最近まで自己責任の時代といっていたのはどこのどいつだ?

自己責任だから規制緩和したんだろ?

自己責任の結果、本来回るべきところに金が回らないのは当たり前のことじゃないのかね。

破たんしました。

国は知りません。規制緩和したんだから自分で解決してください。

自己責任です。

死ねっていうのか!国は!

最低限だけは保障しましょう。でも必ず返してくださいね。

このパターンだったんじゃないかね。

とにかくだ!財源を金融所得課税から捻出するなんてありえないんじゃないか!

 

 

1 金融所得課税には絶対反対だ!

コロナ禍で国はさんざんお金をばらまいた。

国債を大量発行し、ただでお金をばらまいた。

その金は後世の負担となってのしかかる。

だからマイナス金利は止められない。

マイナス金利を続ける限り、円安は止まらない。

円が安くなればなるほど国際競争力は弱くなる。

でも莫大な国債発行残高があるので、少しでも金利を上げれば、真水の予算は使えない。

我が国は最悪のスタグフレーションに陥る寸前だ。

こんなこと財務官僚は徳の昔から知っている。

しかし、政治家が官僚よりも力をつけてしまったため、忖度の嵐の中で、事なかれ主義となってしまった。

ひどいもんだ。

あまりのまずさに心ある政治家は少しは気づいたようだ。

分配なくして成長なしというけれど、財源の手当てをしなければこの国に未来はないと。

そこで目をつけたのが、金融所得課税だ。

早い話、株式売買譲渡益(キャピタルゲイン)と株式配当益(インカムゲイン)だ。

現在は、所得税15%、住民税5%、復興所得税0.315%合わせて20.315%の税金が抜き取られる。

これを25~30%にしようとする企みだ!

ふざけんなよ!

絶対反対だ!

2 金融所得課税の恐怖

一言に10%金融所得課税を上げるとどうなると思う?

絶望だ。

絶望しか待っていない。

たとえば、配当金が年間10万円あるとしよう。

現在でも20.315%も徴収されるので、真水は79,685円となってしまう。

これが30%になったら、復興所得税は残るから30.315%だ。

69,685円となってしまう。

じつに30,315円も金融所得課税として国から抜き取られてしまう。

政治家の言い分はこうだ。

課税所得税率は、330万円から695万円までは20%です。

ですが、900万円を超えると33%、4,000万円以上の人は45%です。

富裕層になればなるほど金融所得課税の逆進性が高まります。

その逆進性を正し、富裕層から貧困層へお金を移動させ、分配させることが大切です!

一見正しいようだが、俺は絶対反対だね!

3 サラリーマンのほとんどの課税所得税率は20%!

第一33%も所得課税率を負担しているサラリーマンがどれほどいるというんだよ。

所得課税率33%っていうのは、控除額1,536,000円だ。

最低でも年収額面1,200万円以上のサラリーマンが適用される。

普通のサラリーマンの平均所得額は550万円から600万円だ。

金融所得課税30.315%ほど控除されているわけがないだろうがああああ!

キャピタルゲインとインカムゲインは、普通のサラリーマンでも富裕層になれるたったひとつのツールなんだと俺は思っている。

普通のサラリーマンからたった一つの希望までも奪い取ってしまうのかよ!

ふざけんな!

4 キャピタルゲインもインカムゲインも不労所得じゃない!

株式投資やってます。

ああ、富裕層の方ですね。

税金は一律30.315%です。

そんな単純なもんじゃない。

株式投資をやっている者はな、毎日の株価の動向に魂をすり減らし、暴落にうろたえ、明日は騰がりますようにと祈りにも似たものなんだよ。

株式投資

投資する際には、財務諸表から決算書までつぶさに読んで、今後の業績とトレンドを読み、命の次に大切な金を託すものなんだ。

不労所得でなんか全然ない。

リスクだらけで、実際には大損している個人ばかりだ。

そんな死者に鞭打つような金融所得課税で、トンビが油下をかっさらうような仕組みを作っていいのかよ!

 

 

5 俺の10万円は分配なんかしたくもない!

俺は長年コツコツと節約し、そのお金で株式をコツコツと買い続け、血のにじむような苦労の末、ようやく配当金額105万円まで増やした。

親からの資産じゃねえんだよ。

不労所得じゃねえんだよ。

爪に灯をともし、塩を舐め舐め、よれよれの背広とくたびれた革靴を履いて、昼飯は弁当持参でようやく貯めた金なんだ。

なんで、ここから30.315%も巻き上げられなくちゃなんねえんだ!

分配だと?

介護士や保育士や看護師など社会的に低賃金でも貢献している人たちに分配するんだと?

ちょっとおかしいんじゃないか?

賃上げは、そもそもそういった施設の経営者のやることだろう!

オーナーがベンツを乗り回し、雇用者に満足に金を回さないからだろう!

先にやるのは、ふんぞり返っているオーナーや経営者に累進課税を進めることじゃないのか!

そもそも45%で足切りってなんだ?

課税所得45%上限ってつい最近規制緩和したわけだろう!

まず昔のように55%に戻せ!

そうした富裕層から、社会的に給与が抑えられた人たちに分配しろ!

そうじゃねえのか!

普通のサラリーマンの唯一のチャンスであるキャピタルゲインとインカムゲインに課税なんてナンセンスもいいとこだ!

6 だから株価は騰がらないんだよ!

同じことを考える株式投資家は多いと思う。

少なくともヤフーファイナンスのスレッドは、同じ論調だ。

自分の力で唯一家計資産を増やせるチャンスのある株式投資に30.315%も金融所得課税を引き上げるのなら、リスクを冒しても株式投資なんかやらないという投資家は増える可能性大だ。

世界的にインフレが始まりつつある中で、金利引き上げは待ったなしだ。

金融所得課税があるなら、定期預金や不動産投資もしくは暗号資産に移行するのは目に見えている。

再びビットコインが7万ドルに達しようとしているのも同じ理屈だ。

まだまだ規制が見えていない暗号資産にシフトした方が有利という考えとなる。

暗号資産は雑所得に分類されるので、課税所得の合算だ。

課税所得が少なければ、20%の税率で済んでしまう。

本当にこの国はまともなのかといいたい。

7 まとめ

記入所得課税はひどすぎる。

一体全体株式投資家を国はどう見ているのか疑問になる。

かつて、貯蓄から投資へと投資の規制緩和を進めたのは国自体ではなかったのか?

まるで遊び人の富裕層が、不労所得を稼いでいてまかりならん!といっているようなもの!

全然違う。

握りしめた拳の爪が突き刺さるほどのつらい思いをしながら、耐えて耐えて耐えて歯を食いしばって戦うその果てにあるものが、キャピタルゲインとインカムゲインだ。

バカヤロー!