1 プレミアムフライデー
2月より、経済産業省の新たな景気浮揚策として、月末金曜日が午後3時には帰社することを推奨するプレミアムフライデーが始まりました。
引用元:経済産業省
全然盛り上がらない中、おそらくマスメディアに働きかけでもしたのでしょう。マスメディアは盛んに宣伝していましたが、結果は惨敗です。
NGといってもいいような企画でした。
経済効果は6,000億円にも及ぶという皮算用でしたが、まず出だしは完璧に惨敗でした。
どう考えても、企業にとっては月末金曜日は月末決算やたな卸しなどでとても忙しく、休むことはままならないからです。
ただし、これで終わりかというと必ずしもそうとは限りません。
現在国では、官邸主導の下、働き方改革推進会議で、残業に上限を設けることを協議中です。
経営者側は年720時間、月60時間まで、ただし繁忙期は月100時間まで
労働者側は年1200時間、月100時間まで とおかしな議論になっています。
労働者における残業代は、実は生活費として組み込んでいるので、残業したいということです。
以前、第1期安部内閣時代も、ホワイトエグゼプション法という残業を規制しようとする法律が検討されましたが、労働者側の猛反対で立ち消えになりました。
いわゆるダラ勤を排除し、生産性を向上したいという経営者側からの長年の夢がありましたが、立ち消えとなったのです。
要は、ブラック企業や電通の高橋まつりさんの憤死を憎むことで盛り上がった残業規制ですが、背に腹は変えられないという結末に終わりそうです。
さて、そうはいってもワークライフバランスという舌を噛みそうな言葉が、どんどんと一般的な言葉となりつつあり、残業するならもっと自由な時間をという意識が、曲がりなりにも広がりつつあることも事実です。
このような社会背景を考えると、外食産業に先行投資しておくことは、長い目で見れば成功する確率は高いと見ています。
2 外食産業の株価
外食産業は、ブラック企業の代表格といわれ、また、中食や内食が主流となる中で、人件費が高騰し経営が悪化している企業が増えています。
ワタミ(7522)株もパッとしません。なお、松屋や吉野家、ゼンショーは上がっているので、業界全体というわけでもなさそうです。
こうした中、超低位株であるジー・テイスト(2694)に私は興味津々です。
3 ジー・テイストの株主優待
ジー・テイストは、全国に43店舗700店舗を超える飲食店を経営している外食産業であるとともに、神戸物産の系列下にあります。
有名どころとしては、国内初の廻る寿司の特許を持っていた平禄寿司、全国展開しているおむらいす亭、そして我が国に酎ハイを広めた居酒屋の老舗村さ来です。
たくさんの飲食店を経営しています。
なぜ関心が高まったかというと、2月14日に株主優待を大きく変え、リピーターを広く求める戦略に切り替えたからです。
なんと、100株以上1,000株未満の株主には、15%割引券を年間4枚贈呈するというものです。
今や家族で外食に行けば、ファーストフードを除けば最低でも5,000円はかかります。
1回に650円割引が適用できますので、4回利用すれば、2,600円の割引が適用となります。
現在株価は81円ですので、100株で8,100円です。
金利にすれば、なんと32.1%です。これが所有している限り、続くのは凄すぎます。
これが口コミで広がれば、間違いなく株主が増え、結果的にリピーターが増えて、業績が良くなる可能性は高いです。
ちなみに10,000株以上を持てば、20%割引券が年間10枚と優待券8,000円券1枚と5,000円券1枚ももらえます。
家族で5,000円分10回使えば、1回につき1,000円分割り引きが適用できます。
合計23,000円分割引が適用されるので、金利は、2.84%となります。
過去150円程度には何度も突破しているので、妙味もあると思います。
これからも関心を持って研究していきたいと思います。
それでは