世界は株取引でできている

株式の魅力と魔力をとことん綴るブログです。

アニコム損害保険(8715)のペット保険に未来は見えるか

スポンサーリンク

アニコム損害保険株が最近ものすごく変調をきたしている。

f:id:papayapapa:20170516095943g:plain

https://chart.yahoo.co.jp/?code=8715.T&tm=5y&type=c&log=off&size=m&over=m65,m130,s&add=v&comp=

2017年5月9日15時に決算発表を行い、大暴落となったのだ。

17年3月期 経常利益24.4億円(前年比+14.8%)

18年3月期 経常利益17.6億円(前期比ー27.9%)がきっかけである。

https://chart.yahoo.co.jp/?code=8715.T&tm=5d&vip=off

5月9日 高値2,768円

5月15日 安値2,052円である。

1週間で、実に716円の大暴落!

25.86%の大暴落である。

10,000株持っていたら、1週間で716万円を溶かしてしまったことになる。

スポンサーリンク

 

実は、俺はアニコムには少なからぬ因縁がある。

2011年東日本大震災直後、大量の飼い主のいない犬猫が保護され、里親にならないかという話を持ち掛けてきたのが、2010年に発足したばかりのアニコムであったのだ。

触れ込みは、東京海上保険からの脱サラ組で始めた保険のプロ集団が、国内にないペットの保険を立ち上げたという企業とのことであった。

知り合いに獣医師がいたので聞いてみた。

f:id:papayapapa:20170403205404j:plain

アニコムねえ・・・。

動物病院の治療は、基本自由診療であり、動物病院の言い値で、料金が請求されるという、現代社会において摩訶不思議な商取引が行われている人は少ない。

この世界には利権がものすごいのだ。

ハムスターが骨折したからといって、動物病院に持ち込むと3万5千円取られたという話はもはや都市伝説である。

ハムスター自体が、700円もしないのに、治療費に35,000円かける人間がいるのか?

ところが答えはいるのである。

命にお金の上限はないというのが、その獣医師の言い分である。

俺の知り合いの獣医師は、前はジャガーを乗り回し、最近まではレクサスのIS電動オープンカーに乗っていた。

住居兼用の動物病院があるが、駅前にマンションも所有している。

うわさによれば夜の歓楽街のバーの経営もしているらしい。

要は金があってしょうがないというバブリーな生活を送っているのだ。

上得意を捕まえると1回あたり15万円だよ・・・

この日本で、こんなざる勘定が許されるのか・・・。

日本の法律は、すべて人間のための法律である。動物は法律上はモノであり、拾得物である。

モノを治療するのは、家電や車を修理するのと同じ、契約行為である。

f:id:papayapapa:20170128222852j:plain

しかし、こんな不透明が許されていいの?として、立ち上がったのが、アニコム損害保険である。

2011年直後はまだ600円だった・・・

このとき買っていれば、1,000株でも240万円以上もうけたこととなる。

しかし、俺は買えなかった。

リスクを恐れる根性なしだからである。

俺のくそ馬鹿野郎うううう!

だが、杞憂は現実のものとして、ようやく株価の変調となって表れてきている。

理由は2つある。

1つは同業他社の参入である。

アニコムは、他の損害保険生命保険会社に比べ小さすぎる。吹けば飛ぶような資本金しかない。

この分野に超大手の保険会社が参入したら、たちまちのうち保険料が劇的に下がってしまい、経営を圧迫するのではないかという懸念である。

2つめは、保険診療の制度化が不透明だということである。

せっかく保険料を納めても、オプションや保険の対象外で、保険料を有効に使えないケースが発生していて、保険診療の制度そのものの信頼性が揺らぎ始めているということである。

いくら保険に入っていても、この診療は保険の対象外なので、保険を使う診療はできませんといわれればOUTだということだ。

前述の知り合いの獣医師も同じ事をいっていた。

いわば掛けている保険料が無駄になる可能性もあるということだ。

 

こうした不安を背景に、市場は上がりすぎの株式の是正に入ったのだ。(私見)

 

それにしても、なんで5倍にまで上がっちまったんだよおおお。

716円下がったからと言って、まだ安いとは言えません!

f:id:papayapapa:20170328222711j:plain

では

スポンサーリンク